ことばづかいはこころづかい
この本から学ぶべきことは、この「あとがき」の段落に全て含まれている「美しいことばとは、ただ、形のよいことばというのとは違う。こころを伴っていなければ、いくら飾ってあっても、ことばはすこしも美しくない。どんなりっぱなことばであっても、ひとのこころを傷つけるようでは美しいとは言えない。
ことばづかいはこころづかいである。話すことばひとつで、好ましい人にもなれば、いやな感じにもなる。ことばほど大切なたしなみはないといってもよいかもしれない。」ことばを学ぶということは、日本人としての「こころ」を継承するということ。
時々日本語を自在に扱う外国の方が見ますが、敬語、謙譲語、丁寧語を使いこなすのは、日本人にも難しいことですよね。そんな時は、基本にあるのは、相手への敬意を払うこと、コミュニケーションを円滑にすることだと考えれば良いのです。《日本語で人称代名詞が使われないのは、敬語がよく発達していたこととセットになっているのである。》勉強になりますねぇ~