未来の年表×教科書が読めない子どもたち。
『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』と
『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』を読んだことによる衝撃は
大きいものでした。少子高齢化で労働力人口が減り、企業は存続をかけて
AI化を進める。進化したAIは、教科書が読めない人々の仕事を奪う…
高齢者を養うための経費を減らすために、働ける人には働いてもらう、
営利を追求する企業で働くことが難しければ、公的機関で吸収する。
女性が働きやすい社会にしたいが、働いてもらうと、結婚年齢が上がり、
出生率に影響がでる。どのような政策が良いかが非常に難しい…
社会的インフラを毛細血管のように張り巡らせるのは、もう無理だ。
個人の希望は叶えられないかもしれないが、決められた地域に集まって
暮らすことによって、水道、電気、ガス、道路、鉄道、病院、学校を
維持し、物流にかかる経費を削減できるかもしれない。
どれも、既得権益を失う組織や人が出てくるので、反対は多いはず。
だが、着手を先送りすればするほど、選べる政策の選択肢が減り、
もっと大きな痛みを伴うようになる。賢明な選択しを立案する頭脳と
合意を得るために、説得力のある強いリーダーシップが求められる。
- AI vs. 教科書が読めない子どもたち
- 東洋経済新報社
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