ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

その未来はどうなの?


・話合いで決める民主主義の世界で、どうしてズルが横行するのかと言えば、話合いをする人達が、その結論を「自分の有利になる方法」へ導こうとするからです。
 
 「議論はなんのためにするのか?」と言えば、「事態を自分に有利な方向へ導くため」という答えが、ちゃんと存在するから、「嘘の前提に立ってでも相手に勝つ」という、ディベートの訓練は意味を持つのです(注:著者はディベートの定義を誤っている可能性がある)。

 私がなぜ、「民主主義が民主主義のままでかわらないのだろう―変わりようがないから」と言うのかといえば、「力で抑え込む独裁者がいなくなった代わりに、国民の全部が王様や独裁者の性格を獲得して、自分の利益ばかりを追求するようになったから、収集がつかなくなったため」です。

 民主党政権が「なにも決められない」という状態になってしまったことの原因のひとつは、様々な利害を代表する人間達が、政党の内外に多くいて、それぞれが主張するからです。

 「自由すぎる王様」になってしまった国民は、自分以外の「国民のこと」を考えなければいけないのです。「自分の言うことは、みんなのためになることなんだろうか?」と、まず考えることです。

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ふしぎなキリスト教


 まえがきより・・・近代というのは、西洋的な社会というものがグローバルスタンダードになっている状況である。西洋の文明的なアイデンティティ、その中核にあるのがキリスト教である。近代化とは、西洋から、キリスト教に由来するさまざまなアイデアや制度や物の考え方がでてきて、それを、西洋の外部にいた者たちが受け入れてきた過程だった。
 
 つまり、近代化の先にある現代化?のリーダーシップを握ろうとするならば、キリスト教を理解しなければならない?
 そう気づいた人は、先ず、この本を読みましょう。
 少しは、今まで納得できなかった出来事を腑に落とすことができるかも?

アメリカを動かす思想─プラグマティズム入門


 政治でも経済でも、とにかくプラグマティズムがアメリカ人の思考の大事な部分を占めていることは確かなようです。プラグマティズムとは、一般に「実用主義」とも訳されるように、生じた結果によって意味を決定しようとする考え方のことです。日常的な用語として、「あいつは実を取るやつだ」というようなニュアンスで、「プラグマティック」という語がよく使われているのです。

 経済のグローバル化が急速に進む中、私たち日本人は、アメリカ人の思考の大事な部分を占めているプラグマティズムやキリスト教などを正確に把握する必要がある。それは、もしかしたら英語に堪能になることよりも大事なことかもしれない。なぜならば、仮に言葉が通じても相手の思考が理解できなければ、本当の意味で分かり合うことはことができないからだ。

二つの「競争」―競争観をめぐる現代経済思想


「コンペティション」は、負けないようにする競争観であるのに対し、「エミュレーション」は、勝とうとする競争観である。負けないようにする競争観には、敗北によって自分自身を見詰め直し、競争の過程で見失っていたかもしれない自分自身、自己への関心を取り戻させる機能が含まれている。

 この競争観は、自分自身を見つめ直す契機として競争を捉えている。勝とうとする競争観は、勝利を得るための工夫・技術の思考を導くので、ひとつ誤れば、勝利を渇望するあまり、自分本来の領分を見失い、自己への配慮と関心を置き去りにしてしまうかもしれない。

 モノを造って販売していれば、競合他社が商品が気になります。サービスを提供していても同じです。競合他社が造って販売しているモノに、負けないスペックにするために、努力しているはずです。しかし、あなたが、あなたが造って販売しているモノ、提供しているサービスの競合は、他社が造って販売するモノや他社が提供するサービスだけでしょうか?

 ビジネスは、スポーツではありませんので、あらかじめルールが決まっているわけではありません。もし、新しいアイディアや技術を使ってもかまいません。市場もそれを望んでいるのです。

夢をかなえるゾウ


著者 : 水野敬也
ミズノオフィス
発売日 : 2007-08-11
 タイトルからして「夢をかなえるゾウ」なんてダジャレなのだから、どうせたいしたことないだろうと買わなかったんですが、先日、ブックオフに寄ったら105円だったので、試しに買って読んでみました。すると、なんということでしょう!この本は、素晴らしい本でした!

 本の中で、ガネーシャ本人(この本の主人公「僕」に、成功するための方法を伝授する像のような長い鼻と二本の白い牙を持ったインドの神様)が言っている通り、ガネーシャが伝授する成功するための方法は、過去に書かれた多くの「成功哲学書」多くの著者がみな口をそろえて、同じことを言ってきたことです。

 しかしながら、なぜ、その方法を実行しなければならないか、なぜ実行できないのかに新しい視点があり、私が今まで読んだ成功哲学の本の中で最高だと太鼓判を押せる一冊です!

 あなたは、今、どんな人生を過ごしていますか?
 そして、あなたは、その人生に満足していますか?
 もし、満足していないとしたら、どのような人生にしたいですか?
 「夢をかなえるゾウ」には、私たちが人生を変えるために必要な知恵がギョウサン詰まっています。

 でも、知恵が詰まっているだけではありません。
 成功するための手段は、ギョウサンあるのに、私たちが、なぜ、その手段を実行に移せないのかについて、明確にしています。
 ですから、今まで何冊も成功哲学を読んで来たのに、ダメだと思いこんでいる、あなたに読んで欲しいのです。

 実際に成功した人は「諦めなかったから成功した」と言います。
 でも、成功できない私は「諦めなかったとしても成功できないこともあるのでは?」と疑っていました。実は、この疑念が、成功するための行動を妨げていたのです。