ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

仕事をしたつもり


 結局、技術の進歩は、やらなくてもいい仕事を多重に増やしてしまっただけでなのではないか。会社のように人が集まり上下関係ができる場では、「仕事をしたつもり」が高度化して蔓延するという宿命がある。

 それを防ぐためには、「なぜそれが成功したのか?」「そもそも目的はなんなのか?」と、立ち止まって問うこと。うまくいった理由は何か?そしてそれは、今回のケースにも適用するのか?」「そもそもの目的はなんなのか?」「なぜ?」をしつこく考える。”WHY思考”と、前提を考える。”そもそも思考”を徹底すれば、「仕事をしたつもり」の蔓延はここでふせぐことができるはず。

 まず、「仕事をしたつもり」を半分にする。残りの半分は「仕事をしたフリ」をする。そして、残り半分の時間を、真剣に考えることに費やすことである。

ビジネスマンのための「行動観察」入門


 マーケティングに携わる人は、コトラーやポーターを起源とするマーケティングやドラッカーを起源とする顧客の創造など)を学ばなければならないと思いますが、先輩から教わる既知の概念だけでなく、外部からも新しい未知の情報を収集して欲しいと思います。

 この「ビジネスマンのための行動観察入門」は、私が読んで良かった!と思った本です。マーケティングを携わる人だけでなく、全てのビジネスマンに自信を持ってお勧めできる本です。

 特に、忙しいワーキング・マザー、ワーキング主婦?でありながら、重要なお仕事に従事されている女性には、特にお勧めせずにいられない内容です。確かに、顕在的なニーズを知るためには、アンケート、グループインタビューが有効ですが、潜在的なニーズを掴むためには「行動観察」が限界を突破する大注目の新手法!として、注目されているという内容です。

 冒頭のワーキングマザーの観察は、涙なくして読めません。忙しいワーキングマザーの皆さんなら、よりいっそうのことでしょう!

アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法


 私たちは、自分の気持ちや考えを持ち、個性を大切にしてよい。個性や自分らしさを大切にすることは、利己的なことではなく、人々の生き方の基本です。人はアサーティブに自己表現することで個性の違いを理解し合い、お互いを受け止め、大切にする努力や歩み寄りができるのです。自分の気持ちや意見を言うと、自分の思いがより明確になり、自己理解が進むという効果もあります。

 まず大切なことは、状況や場面における自分の思いや気持ちを確かめ、はっきりさせることです。正直な気持ちを探り、それを言葉にして見ましょう。自分が決断したことの結果は、他人のせいにせず自分で引き受けようとするならば、困惑や後悔、苛立ちなどは少なくなります。人間関係は違っていても成り立つし、違いを楽しむこともできるのです。120310

人生に意味はあるか


第6章 フランクルの答え―どんなときも人生には、意味がある

 あなたを必要としている「何か」があり、あなたを必要としている「誰か」がいて、そしてその「何か」や「誰か」はあなたに発見され実現されるのも待っている。つまり、あなたの「なすべきこと」「満たすべき意味」―それは、あなたが求める求めないにかかわらず、つねに、そしてすでに、あなたの足下に送り届けられてきている。

 フランクルはヒレルの言葉を引用して次のように述べている。「ヒレルは言った。『もし私がそれをなさないのであれば、誰がそれをなすと言うのだろう。そしてもし私がそれをたった今なさないのであれば、私はいつそれをなすべきであろうか。・・・・・・』・・・・・・この言葉は私自身の独自性を示しているように思われる。」120225

第7章 私の答え―いのちが、私している
 ふつう人は、みなが「これが現実だ」と思っている「この世界」(共同現実世界)に主軸を置き、そこを立脚点として人生や世界を眺め、意味づけ、自分の行動を決めているのです。そこでは「幸福」や「平和な家庭」「自己実現」「社会や国家の繁栄」「人類の進化」などが価値あるものとされ、それが人生の意味や目的となっています。

 この現実の世界では、人々は、他者からの評価を気にかけ、不安におののき、エゴにまみれている。けれど、この世を超えた向こうには、もっと確かな真実在の世界、光り輝く世界が存在しており、そこから強烈な一条の光がこの世界に真直ぐ差し込んできている。私はそのことを「直視」し、その強烈な光に、深くとらえられてしまったのです。

 諸富先生が語る、自己実現の先にあるモノ、それを掴みたいと思う方は、是非、読まれることをお勧めします。

成功本はムチャを言う!?

成功本はムチャを言う!? (青春新書INTELLIGENCE)
成功本はムチャを言う!? (青春新書INTELLIGENCE)
青春出版社

・成功本を求めるのは「自分は成功していない」と考えている人です。


 人が行動を起こす時の動機づけには、報酬をもらえたり、罰をあたえられるといった「外発的動機づけ」と自分が満足を得ることを目的とした「内発的動機づけ」があり、内発的な動機のほうが、質の高い行動が長く続くと言われています。

 好きなことをしていると、どんどんパワーが湧いてくる。また、いろんな不思議な出会いを体験し、チャンスが次々とやってくる。いわゆる『ついている』状態になる。逆に嫌いな事をやっていると、どんどんパワーが落ちてくる。人間的な魅力も薄れていき、自分がイヤになる。まわりにもつらく当ったり、無理な要求をしたりする。あなたの望む本当の成功とは何かを知ることが大事なのです。

 理想と現実。内的動機付けと外的動機付け。市場に受け売れられる希少資源(私たちの労働力)と空回りする希少資源。答えは、ちきりんさんの『マーケット感覚を身につけよう』にあるかもしれません。