ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

頭をよくするちょっとした「習慣術」

頭をよくするちょっとした「習慣術」 (祥伝社黄金文庫)
頭をよくするちょっとした「習慣術」 (祥伝社黄金文庫)
祥伝社

・相手の心理的ニーズが読めれば人間関係はうまくいく。

「相手の気持ちを読む」場合は、目の前にいる人をずっと観察することが必要だ。まず普段から人を観察する習慣をつける。相手の立場に立って何を考えているか想像する癖をつける。相手の立場に立ってモノを考える習慣ができれば、ひじょうに人に好かれるようになるし、自分の思考がワンパターンになるのを防ぐという、ダブルメリットを手に入れることができる。

 確かに、相手の気持ちを読むということは大切なのですけれども、相手のコンテクスト(背景)を把握することも大切です。相手が、どのような結果を望んでいて、選択肢に対して、どのような判断をするか、予測するための手助けになります。


 そのような姿勢は、相手の思い通りになるということではなく、自分の考えと相手の考えのメリットを融合させ、希少資源の投資を抑え最大の成果を得るために必要になる交渉や決断をするために必要なことです。


 また、相手の立場になって考えるという習慣は、組織が最終的に満足してもらわなければならない、顧客の気持ちを汲む力に繋がるのです。

「一読、十笑、百吸、千字、万歩 -医者の流儀」

百歳を生きる処方箋: ――一読、十笑、百吸、千字、万歩
百歳を生きる処方箋: ――一読、十笑、百吸、千字、万歩
河出書房新社 石川 恭三


かかりつけの耳鼻科の壁に貼ってあった紙に書いてあったこと……。
「一読、十笑、百吸、千字、万歩」……。
石川 恭三さんというお医者様が提唱されていることなんですね。


一読 一日に一度はまとまった文章を読む
十笑 一日に十回くらいは笑う
百吸 一日に百回くらいは深呼吸をする
千字 一日に千字くらいは文字を書く
万歩 一日に一万歩を目指して歩く


一読 一日に一度はまとまった文章を読む
 毎日、何らかの本を読んでいるので、これは、クリア!できてるかな?
 齋藤孝先生だったら「毎日、新聞を読みましょう!」となるでしょうね!


十笑 一日に十回くらいは笑う
 最近、下手なお笑いでは、心の底から笑えなくなっています……。
 新型コロナウイルスのニュースばかり見ていると、
 怒ったり、悲しくなったりしてしまうので、ダメです……。


百吸 一日に百回くらいは深呼吸をする
 これは、きっと、意識しないとできませんね!最後の「万歩」を実践する時に、
 ちょっと早歩きすれば、有酸素運動になると思うので、ついでに深呼吸も


 できるかもしれません。一石二鳥になるか、二兎を追う者は一兎をも得ずになるか…
千字 一日に千字くらいは文字を書く
 ワープロ(パソコン)でも良いのか? きっとダメですね。毎日どなたかに、
 絵葉書を出す!なんていうのは、美しい習慣化もしれませんね。
万歩 一日に一万歩を目指して歩く
 昨日、34分で3600歩でしたから、1時間40分歩かないと、
 1万歩にならないですね。結構、厳しいですね……。

Google Fit: 運動を記録して健康的な生活を

 2020年6月26日水曜日から「Google Fit」を使っています。「Google Fit」とは、スマートフォンにインストールする万歩計のようなソフトなのですが、歩数の他に、強めの運動、消費したカロリー、移動した距離、運動時間などを自動的に記録してくれます。また、自分で入力しなければなりませんが、体重や血圧などを記録することができます。更に、ハートレートモニターを接続すれば、心拍数を記録できます。


 体重については、グラフを描いてくれますので、順調に減っている方も、横ばいの方も、不本意ながら増えてしまっている方も、リバウンドを繰り返している方も、経過が一目瞭然です。私は、当初、67kgあった体重が、通勤時のウォーキングの効果で、一時、63kg台まで減少しましたが、新型コロナウイルスの影響で、テレワークになり、再び、66kg台まで回復?してしまいました……orz


 2007年に 岡田 司夫 氏による『いつまでもデブと思うなよ』が出版された時、レコーディングダイエットという言葉が生まれ、ダイエットに繰り返し挑んでいた皆さんは、記録を始めたと思いますが、何人の方が続けていらっしゃるでしょうか? 挫折してしまった方がいらっしゃったら、是非「Google Fit」を使ってみることをお薦めします。

スノーグース

スノーグース (新潮文庫)
スノーグース (新潮文庫)
新潮社

・私たちが悔いのない人生を生きるためのヒントが、この薄い文庫の中に凝縮されています。それは、ビジョンを持つこと、ミッションを持つこと、そして、それを果たすために生き抜くことなのだと・・・


 ポール・ギャリコは、1941年に発表した「スノーグース」で一躍有名になったそうです。この文庫には、その「スノーグース」に加え「小さな奇跡」「ルドミーラ」が収録されています。


 どの作品も、短い作品ですが、背景の設定は十分です。誰もが感情移入して、主人公たちが、自分自身に与えられた運命の中で、自分自身が決めた使命を果たそうと、勇気を持って生き抜く姿に心打たれることでしょう。そして、自分だったらどうするか考えさせられることでしょう。


 そうです。私たちが悔いのない人生を生きるためのヒントが、この薄い文庫の中に凝縮されています。それは、ビジョンを持つこと、ミッションを持つこと、そして、それを果たすために生き抜くことなのだと・・・


 私は、『ジェニィ』という小説で、ポール・ギャリコに出会いました。その頃、小説が面白くないと感じていたところでした。だって、一人の人間の頭の中にあることをどんなに展開したとしても、それが、それほど面白いはずがないと思い込んでいたからです。


 ボール・ギャリコが紡ぐ物語が美しく悲しいのは、私たちに真摯に生きることの美しさと報われなさを感じさせるからなのだと思います。どんなに意気揚々と振舞ったとしても、それは決して美しくないし誰かのためになるわけではない。でも、誰の眼も気にすることなく、自分が信じることに立ち向かう時、たとえ誰の眼に触れなくても、その生は輝き、使いつくされるのだとです……。

原稿用紙10枚を書く力

原稿用紙10枚を書く力 (だいわ文庫)
原稿用紙10枚を書く力 (だいわ文庫)
大和書房

《「書く力」をつけることは、考える訓練になる》
 人は「言葉を使って考える」という話を聞いたことがある。海の彼方に浮かぶ白い船を見た時、私たちは頭の中で「海の彼方に白い船が浮かんでいる」と言葉を使って認識するのだ。言葉を習得する前の乳幼児は、船を見ても、その状態を理解したとは言えない。だから、私たちは、言葉を知り、言葉を定義し、文章を構築することで、物事を理解する力を身につけていくのだ。


《クリアな文章というのは、読み手の頭の中にきちんとしたイメージなり、構図を思い浮かばせるものだ》
 したがって、読み手の頭の中に、例えば「海の彼方に浮かぶ白い船」のイメージなり、構図を思い浮かばせることができる文章が良いということだ。読み手の勝手なイメージや構図ではなく、書き手がイメージしてもらいたい構図だ。そこには、海、距離、船の状態を適切に形容する言葉と文章の構造が求められる。


《内容の質はともかく、量をこなした自信が次につながっていく、量をこなせるということが書くエネルギーになっていく、まずは、書くことが苦にならない、苦にならないどころか量を書くことがおもしろくてしかたがない、そういう状態をつくっていくことが、質的に高いものをかけるようになるための最短の方法である》
 読み手に書き手のイメージや構図を伝えられる文章は、量をこなすことで書けるようになる。テクニックを学んだからと言って、書けるようになるわけえはない。原稿用紙10枚を書く力の先にあるものなのだ。