ディフェンスラインを上げろ! @ 作業興奮だ!

ディフェンスラインを上げろ!というタイトルですが、このブログのテーマは、サッカーではありません。私がディフェンスラインを上げろ!と言っているのは、個人や組織の能力の底上げを意味しています。天才ならともかく、凡人は、特定の能力を高めるよりも、汎用性の高い能力の底上げが大切です。この考え方は、私たち一人ひとりの人生にも、組織の運営にも、必要な意識をもたらすものだと信じています。

自分が変わる本当の気づき。

ザ・ファースト・ペンギンス 新しい価値を生む方法論
ザ・ファースト・ペンギンス 新しい価値を生む方法論
講談社

自分が変わるきっかけになるものこそが本当の気づき。


新たな価値の創造に挑む
 これは、「新たな価値の創造に挑む人」のための本だそうです。著者は、この書籍が、「Wicked Problem(正解のない問い)にどう答えを出すか」にチャレンジしている人の役に立つことを望んでいるそうです。さて、私は、自ら「Wicked Problem」を立て、この本の助けを借りて、その答えを見つけることができるのでしょうか(・・?


物語の舞台は…
 ある企業のある組織。そこそこ大きい会社で、そこそこ儲かっている…そんな企業こそ、競争優位性を維持するために、新たな価値を生み出し続ける必要がある。


イノベーションが起きにくい原因
 この本は、そんな組織だからこそ、イノベーションが起きにくい原因があることを鋭く抉っている。会社は”事業の継続”が本来の目的であり、そのために”社会や顧客への貢献”を行い、その対価として”利益”を得るわけだが、往々にして短期的な利益を追う形になって不誠実なことが起こり、長期的な信用を失っていく。経営者や管理職こそ読まなければならない内容だった。


「自分が変わるきっかけになるものこそが本当の気づき。それを得られるようにするためには、学んだことを意識的に忘れ、自分の考え方と反することであっても、まずは共感して受け入れる。起こっている事実から学びを得ようとする。」


「人間は気づかないようにできている。自分の考えと相反する情報が入ると、不快な気持ちから脱するために、どちらかを直ちに捨てようとする。また、一度印象が確定してしまうと、なかなかその枠組みから抜け出すことができない。さらに誰かの行動を解釈するとき、原因を、性格など、その人に求めがちである。」

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ミスター・スタートアップの成長譚!

僕がグーグルで成長できた理由(わけ) 挑戦し続ける現場で学んだ大切なルール
僕がグーグルで成長できた理由(わけ) 挑戦し続ける現場で学んだ大切なルール
日本経済新聞出版社

正に、ミスター・スタートアップ 徳生 氏 の成長譚!


 『僕がグーグルで成長できた理由(わけ)』なんてタイトルだから、成長した人が書いたのかな?と思ったら、書いたのは、上阪 徹 氏だった。


 でも、ミスター・スタートアップとでも言いたくなる 徳生 健太郎(とくせい けんたろう)氏という類まれな人が飛翔して行く姿をを、上坂 徹 氏という(これもまた)類まれなライターが、客観的に(敬意を込めて)書いたことにより、素晴らしい読み物に昇華している。 …挑戦し続ける現場で学んだ大切なルールとは…


 『僕がグーグルで成長できた理由(わけ)』なんて、ちょっと“あざとい”タイトルだと思う人もいるかもしれませんが(私もそう思った)、実は、徳生さんが仕事を選ぶ時の基準が、正に“自分が成長できるかどうか”なんですよね。上坂さんの気持ちも入っていると思いますが、より堅実で高収入が保証されている仕事を選ぶ仲間との対比も、徳生さんの生きざまを鮮やかに際立たせています。


 ドキュメンタリーでも小説でもRPGゲームでも、私が最も面白いと思うのは成長譚です。この本は、徳生さんというヒーローが成長する軌跡を描いた物語…。上阪さんというライターによって、かなりブーストされているところや、あっさり切り取られてしまったところもあるかもしれませんが、まるで良く出来た小説のようにダイナミックな展開を楽しむことができます。


 主人公の徳生さんは、手練れによる似顔絵を見て、良い意味で「盲点の窓(ジョハリの窓)」を開け放ち、今まで知らなかった魅力的な自分を発見することができたのでは?ないかと思います。


 徳生さんの進学、就職、転職、そしてグーグルにおける成長物語は、とても具体的な話しですし、普通の人とはかなりかけ離れているレベルなので、自分の指南書としては役に立たないのではないか?という思うかもしれませんが、それは杞憂です。


 この物語りは、ある意味ビジネス書とも言えるし、自己啓発書とも言える側面もあるので、それぞれの読者の礎になってくれる堅牢さと、具体的な行動や習慣に落とし込める智恵を兼ね備えています。


 徳生さんは、本当に凄い人だと思いますし、彼を成長させるGoogleも、とんでもない会社だと思いますが、この本を読むことによって、私のような凡人も、希望と勇気を貰えるような気がします。本当に良い本なので、皆さんも機会があったら是非、手に取ってみて!


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必要なのは、プロダクトの魅力

逆説のスタートアップ思考 (中公新書ラクレ 578)
逆説のスタートアップ思考 (中公新書ラクレ 578)
中央公論新社


スタートアップという言葉はアメリカのシリコンバレーからきたもので、急成長する事業を指すそうです。本書では、急成長しない(させようとしない)事業は、スモールビジネスと呼び区別しています。


 「はじめに」の物語に登場するスタートアップの中で、私が知っていたのは、Facebook・Instagram・Amazonだが、いずれもITを余すことなく活用している企業であり、当然のことながら本の前半はスタートアップにはITありき?という雰囲気が漂う。話はスタートアップに重要なアイデア・戦略・プロダクトの順で進むが、ITを利用する側にいる私にとって、前半は少々読みにくかったので、第3章のプロダクトから読み始めたところ理解が進み、俄然面白くなって駆け足で読み終えた。


 大企業がイノベーションを起こせない理由の一つは、オペレーターなってしまった人たちのの嫉妬が原因で、ノベーターを守れないから…だから、大企業は、スタートアップとのオープンイノベーションに活路を見出そうとしているのかもしれませんね。


 売るものが何であっても、先ず必要なのは、プロダクトの魅力です。それを高めるために必要なのは、シンプルな状態で良いから出来るだけ速くローンチ(リリース)して顧客の反応を見ながら、アップデートして行くこと。立ち上げ時は創業者が自らカスタマーサポートを行うことも必要、とのこと。普段、カスタマーサポートをサポート?している私としては、お客様の声は宝の山、という考え方が良く分かります。お客様の声を上手く活用しましょう。


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イノベーションなしに生き残れない

日本流イノベーション―――日本企業の特性を活かす成功方程式
日本流イノベーション―――日本企業の特性を活かす成功方程式
ダイヤモンド社

イノベーションは、危機を乗り越えるために起こさなければならない。

AI時代を生きるビジネスマンにとって、必読の書

 上司が聴いてきた講習会のフィードバックをしてくれた時、直感的に、これは講師の著書を読んでおいた方が良いと感じた。イノベーションは、更なる成功のためではなく、むしろ危機を乗り越えるために起こさなければならない、という示唆が新鮮だった。


存続は奇跡
 私は企業の目標を存続だと考えていたが、吉村慎吾さんは、存続は奇跡だという。確かに提示されている様々な事例から、産業革命なんて言えない小さなイノベーションが起こるたびに、誕生した業種がある一方で、消滅した業種もある。改革の兆しを確実に察知し、波に乗るセンスと行動力が求められる。


古い価値観がイノベーションを妨げている
 イノベーションを起こせるような人を邪魔しているのは、私のように今までの価値観に拘る頭の硬い中年みたいです。次女がスマフォを欲しがった時、一緒に手に入れないと置いてきぼりをくってしまうような気がしましたが、同世代には、頑なにガラケーに拘っている人もいます。彼らは、グーグルマップ、LINE(全く使えないわけではないようですが)などのサービスを享受できないわけです。まあ、不便なことは良いとしても…


経済産業省は捨てたもんじゃないが、銀行の衰退は必然?
 この本の魅力は、掲載されている二つの対談によって増幅されている。一つは、経済産業省 大臣官房総務課長 荒井勝喜さんとのもので、もう一つは、作家 江上剛さんとのものである。お二人とも、イノベーションなしに生き残れない時代のリーダーシップの在り方について、多くの心構えを示してくれている。


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幸せを追求する人が、イノベーターになれる!

イノベーターズ 革新的価値創造者たち---イノベーターが生まれる組織の法則
イノベーターズ 革新的価値創造者たち---イノベーターが生まれる組織の法則
ダイヤモンド社

自己の価値観を信じ作り出したものが、人々の生活に大変革をもたらす。


魂をぶつけられているような熱さを感じる
 吉村慎吾さんにとっては、初めての著書(2014発行)であるためか、まとまりがあるとは言えないが、先に読んだ『日本流イノベーション(2017発行)』に比べ、まるで生の講演を聴いているように、魂をぶつけられているような熱さを感じた。


イノベーションは、技術革新をは違う?
 イノベーションは、技術革新をは違う、とのことだが、テクノロジーの進歩がニーズを満たすシステムに繋がる瞬間を掴むことが、イノベーションを生むということは間違いない。


幸せとは、という答えのない問いに、自分の考えを示している。
 この本を読んで良かったと思うこと、それは「幸せとは?」「愛とは?」「人生の目的とは?」という答えの出ない問いに、著者である吉村慎吾さんご自身の考える「人生の目的」が堂々と書かれており、それは誰もが自分の人生にあてはめられ、かつエネルギーになるものでした。今まで多くの自己啓発書を読んできたが、ここまで「人生の目的」について明確に書かれていると感じたものはありませんでした。


能力を高めてより多くの人を幸せに!
 特に「より多くの人を愛し、愛されることではないか?自分の愛しているものを幸せにして、自分自身も幸せになることでではないか?能力を高めてより多くの人を幸せにして、自分もより多くの幸せを感じることじゃないか?」と読者に迫る部分は、これまで読んできたどの自己啓発書からも得られなかった納得感が得られ、本題の「イノベーションが生まれる組織の法則」を記述した部分よりも魅力的でした。


幸せを追求する人しか、イノベーターになれない!
 きっと、吉村さんご自身が、幸せを追求する人であり、幸せを追求する人しか、イノベーターになれない、と思われたからではないかと、思います。幸せとは、誰かに、社会に貢献することで、自分で自分を認めることができる、そんな人生を送ることなのです。


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