ディフェンスラインを上げろ! @ 作業興奮だ!

ディフェンスラインを上げろ!というタイトルですが、このブログのテーマは、サッカーではありません。私がディフェンスラインを上げろ!と言っているのは、個人や組織の能力の底上げを意味しています。天才ならともかく、凡人は、特定の能力を高めるよりも、汎用性の高い能力の底上げが大切です。この考え方は、私たち一人ひとりの人生にも、組織の運営にも、必要な意識をもたらすものだと信じています。

5月の読書メーター 読んだ本の数:4

5月の読書 読んだ本の数:4


ソーシャルインフルエンス 戦略PR×ソーシャルメディアの設計図 (アスキー新書)ソーシャルインフルエンス 

戦略PR×ソーシャルメディアの設計図 (アスキー新書)感想



 多くの人に(商品やサービスを)購入してもらうためには、消費者の「他人ゴト」を「自分ゴト」→」仲間ゴト」→」世の中ゴト」へと変える必要がある。消費者の間にある「こんなことをしたい」「こんなものがほしい」といった空気から「戦略PR」で「カジュアル世論」を形成し、消費者に「気づき」を与え、「買う理由ができた状態」の消費者に、「あなたが探している商品はこれではないですか?」と解決策を広告で示すという連携がある。ソーシャルメディアこそが、これからの最大のパートナーであり、ソーシャルインフルエンスの本領が発揮される。


読了日:05月27日 著者:本田哲也,池田紀行



私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)感想




 「平野啓一郎さんは、心理学者でも精神科医でもなく一人の小説家である…」平野さんは私たちが「他者から本質を規定されて自分を矮小化されることを恐れている」と書いている。
 私たちは、コミュニケーションを交わす相手ごとに、その相手にフィットした自分の中の「分人」を発動させ、適応することによって、人間関係を円滑にし、人生を楽しんでいる。平野さんは、世間から小説家と規定されているが、この本で「分人」という単位を提案する姿は、紛れもない心理・精神の探求者であり、私は、大きなパラダイムシフトの兆しを予感します。


読了日:05月13日 著者:平野 啓一郎



ロジカル・ライティング (日経文庫)ロジカル・ライティング (日経文庫)感想




 ’98年にIBMに入社し、最終的に研修部門の部門リーダーを務め、’13年に独立された清水久三子さんによる著書。コンテクストの異なる人が集まるグローバル企業で人材開発に携わり、在職中にも執筆活動を開始されていた清水さんの文章は、まさにロジカル・ライティングで、たった200頁の本の中に、目標を達成するために必要なビジネススキルが、ライティングという枠組みを超えて収まっている。
 資料作成、プレゼンテーションなどコミュニケーションスキルを磨きたい新入社員から新人教育に携わる方まで、広く薦められる良書だと思います。


読了日:05月09日 著者:清水 久三子



ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果感想




 千葉県から出なかったGW…4日に買った『ワン・シング』を読み終えました。また明日から仕事に出かけなければならない自分と読メの皆さんに、著者からのメッセージを届けたいと思います(気に入った人は、本を買ってね♪)。
 「一足飛びに目標にたどり着けるわけではない。毎日、毎週、毎年【一つのこと】に従って生きることで生じる弾みによって、非凡な人生を築くことができるのだ。」※【一つのこと】とは、あなたの求める大部分のものをもたらす少数の選り抜きの活動で、成功の核となるものであり、目覚ましい成果を目的とした出発点のこと…


読了日:05月07日 著者:ゲアリー・ケラー,Gary Keller,ジェイ・パパザン,Jay Papasan

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私は、ペルソナか、それとも「分人」か…

内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える (講談社+α文庫)
内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える (講談社+α文庫)
講談社
2016-01-08
Kindle本

『内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える (講談社+α文庫) 』
>> 生まれてから58年と9ヵ月…私は自分を外向型人間だと信じて疑わず生きてきました。でも、この本に寄せられた皆さんの感想を拝見していた時、自分も複数のペルソナを使い分け、巧みに(無意識になので、他者から見ると稚拙に!?)他者と接してきたのかもしれない、と思いました。私が苦手なのは、おそらく私のように何らかの理由で基底的自己価値感が傷ついている人で、そのような人同士は、心ならずとも相手を意識し合い傷つけあってしまいがちなのかもしれません。2017/04/04


実は私、その後この本を買ってきたものの、さわりだけ読んだだけなのですが、このブログに書き留めておこうと思った理由は、前述の「自分も複数のペルソナを使い分け、巧みに(無意識になので、他者から見ると稚拙に!?)他者と接してきたのかもしれない、」という件について、別の考え方が急浮上してきたからです。それは、平野啓一郎さんの『私とは何か――「個人」から「分人」へ』を読んだことが切っ掛けでした。

私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)
私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)
講談社

「平野啓一郎さんは、心理学者でも精神科医でもなく一人の小説家です…」平野さんは私たちが「他者から本質を規定されて自分を矮小化されることを恐れている」と書いています。私たちは、コミュニケーションを交わす相手ごとに、その相手にフィットした自分の中の「分人」を発動させ、適応することによって、人間関係を円滑にし、人生を楽しんでいます。平野さんは、世間から小説家と規定されているが、この本で「分人」という単位を提案する姿は、紛れもない心理・精神の探求者であり、私は、大きなパラダイムシフトの兆しを予感します。


「分人」という概念の発見は、私にとっては、フロイトの「自我」「エス」、ラカンの「欲望は他者の欲望である」「対象a」と並ぶ大発見なのではないか?と思いました。


 平野さんは「人間の自我は、常に首尾一貫した分けられない存在であり、様々な相手に接する時は、キャラや仮面、ペルソナを使い分けている。」という考え方は間違っており、「一人の人間の中には、両親や恋人、親友と接する時の分人、職場での分人と、複数の“分人”が存在していて、あなたという人間は(常に首尾一貫した存在ではなく)、長い時間をかけた相手との相互作用の中で生じる分人の集合体である。」というものです。


「分人」という単位が腑に落ちない人は、おそらく「常に首尾一貫した自分を貫いてきた人」と、「キャラや仮面、ペルソナを使い分けることで適応してきた人」との間にいるのだと思いました。


 他の方のご感想・レビューを拝見していた時に、遅ればせながら気がついたことがありました。自分は、相手(専用?)の「分人」で応対しているのに、相手が、それが、私の常に首尾一貫したアイデンティティだと思っていたり、或いは、相手との関係の中で、キャラや仮面、ペルソナを使い分けていると思っていたりして、場合によっては、「誰々さんって、何々だよねぇ~」なんて言いふらしていると思うと、ぞっとするということなのかもしれないということでした。


 平野さんは、何らかの理由で、相手との関係が失われると、自分の分人も失われてしまったり、更新されなくなってしまったりする。と言う。しかし、相手との関係が失われることによって、自分の中の分人と共に美化されることもあるのでしょうね。


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ロジカル・ライティング


 多くの職場には、利益を生まない“仕事のための仕事”が蔓延しているのではないかと思いますが、仕事の最終目的は、相手に動いてもらうことなんですよね。そのためにはそうする意義を伝えなければならないのです。

 ’98年にIBMに入社し、最終的に研修部門の部門リーダーを務め、’13年に独立された清水久三子さんによる著書。コンテクストの異なる人が集まるグローバル企業で人材開発に携わり、在職中にも執筆活動を開始されていた清水さんの文章は、まさにロジカル・ライティングで、たった200頁の本の中に、目標を達成するために必要なビジネススキルが、ライティングという枠組みを超えて収まっている。資料作成、プレゼンテーションなどコミュニケーションスキルを磨きたい新入社員から新人教育に携わる方まで、広く薦められる良書だと思います。

 関係者に先ず「意味」を理解してもらって、更に「意義」を理解してもらう…今、コミュニケーションが躓いているのは、意味の方なのか、それをも意義の方なのか、そんな自問自答を常に繰り返す習慣を身につけないと^^;

 ビジネス書は、著者の経験に基づいて書かれた精神論的なものが多いのではないでしょうか?一方、初心者向けに包括的に書かれたものは、ルールやマナーについては書かれているものの、何のためにという掘り下げが足らないものが少なくありません。そんな中で、この本は、包括的かつ系統立てて書かれており、一人一冊手に入れ、何か迷ったら書棚から引っ張り出して参照したい水準だと思える良書です。

 資料をまとめなければならない時、この本を参照しようと思ったら、鞄に入っていませんでした。常に携帯、もしくは、職場に置いておく必要がありそうです。

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私とは何か――「個人」から「分人」へ


 著者の平野啓一郎氏さんは、たった一つの「本当の自分」など存在しない。対人関係ごとに見せる複数の顔が、すべて「本当の自分」であると、「分人(dividusl)」という新しい単位を導入した。
 
 この本は、流山おおたかの森S・Cにある紀伊國屋書店で、タイトル買いしたものです。最初は「分人」という文字ずらとしては平易な言葉に込められた意味を直ぐに理解することが出来ず、積読になっていましたが、読み進めるにつれ「分人」という概念の発見は、フロイトの「自我」「エス」、ラカンの「欲望は他者の欲望である」「対象a」と並ぶ大発見なのではないか?と思いました。

 「平野啓一郎さんは、心理学者でも精神科医でもなく一人の小説家である…」平野さんは私たちが、このように「他者から本質を規定されて自分を矮小化されることを恐れている」と書いている。私たちは、コミュニケーションを交わす相手ごとに、その相手にフィットした自分の中の「分人」を発動させ、適応することによって、人間関係を円滑にし、人生を楽しんでいる。平野さんは、世間から小説家と規定されているが、この本で「分人」という単位を提案する姿は、紛れもない心理・精神の探求者であり、私は、大きなパラダイムシフトの兆しを予感させる。

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龍は眠る


 宮部さんは『ソロモンの偽証』の卓也のように、物事を深く考えすぎる少女だったのではないだろうか。そして、卓也の様に“未必の故意”の殺意を以て自分を殺してしまわないように、自分の中の、神原を発動させ、死の淵から自分を救いだすように、物語りを書き綴っているのではないだろうか。だから、面白いミステリーを書いてやろうと企てる作者とは、ステージの違う作品が刻まれ、読者を刺激し聖書になるのだ。31歳時の作品だが、既に類稀な構成力を身につけ、この作品の10年後、現実と小説の境界が失われる程の『摸倣犯』が上市されるのだ。

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