ディフェンスラインを上げろ! @ 作業興奮だ!

ディフェンスラインを上げろ!というタイトルですが、このブログのテーマは、サッカーではありません。私がディフェンスラインを上げろ!と言っているのは、個人や組織の能力の底上げを意味しています。天才ならともかく、凡人は、特定の能力を高めるよりも、汎用性の高い能力の底上げが大切です。この考え方は、私たち一人ひとりの人生にも、組織の運営にも、必要な意識をもたらすものだと信じています。

イノベーションなしに生き残れない

日本流イノベーション―――日本企業の特性を活かす成功方程式
日本流イノベーション―――日本企業の特性を活かす成功方程式
ダイヤモンド社

イノベーションは、危機を乗り越えるために起こさなければならない。

AI時代を生きるビジネスマンにとって、必読の書

 上司が聴いてきた講習会のフィードバックをしてくれた時、直感的に、これは講師の著書を読んでおいた方が良いと感じた。イノベーションは、更なる成功のためではなく、むしろ危機を乗り越えるために起こさなければならない、という示唆が新鮮だった。


存続は奇跡
 私は企業の目標を存続だと考えていたが、吉村慎吾さんは、存続は奇跡だという。確かに提示されている様々な事例から、産業革命なんて言えない小さなイノベーションが起こるたびに、誕生した業種がある一方で、消滅した業種もある。改革の兆しを確実に察知し、波に乗るセンスと行動力が求められる。


古い価値観がイノベーションを妨げている
 イノベーションを起こせるような人を邪魔しているのは、私のように今までの価値観に拘る頭の硬い中年みたいです。次女がスマフォを欲しがった時、一緒に手に入れないと置いてきぼりをくってしまうような気がしましたが、同世代には、頑なにガラケーに拘っている人もいます。彼らは、グーグルマップ、LINE(全く使えないわけではないようですが)などのサービスを享受できないわけです。まあ、不便なことは良いとしても…


経済産業省は捨てたもんじゃないが、銀行の衰退は必然?
 この本の魅力は、掲載されている二つの対談によって増幅されている。一つは、経済産業省 大臣官房総務課長 荒井勝喜さんとのもので、もう一つは、作家 江上剛さんとのものである。お二人とも、イノベーションなしに生き残れない時代のリーダーシップの在り方について、多くの心構えを示してくれている。


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幸せを追求する人が、イノベーターになれる!

イノベーターズ 革新的価値創造者たち---イノベーターが生まれる組織の法則
イノベーターズ 革新的価値創造者たち---イノベーターが生まれる組織の法則
ダイヤモンド社

自己の価値観を信じ作り出したものが、人々の生活に大変革をもたらす。


魂をぶつけられているような熱さを感じる
 吉村慎吾さんにとっては、初めての著書(2014発行)であるためか、まとまりがあるとは言えないが、先に読んだ『日本流イノベーション(2017発行)』に比べ、まるで生の講演を聴いているように、魂をぶつけられているような熱さを感じた。


イノベーションは、技術革新をは違う?
 イノベーションは、技術革新をは違う、とのことだが、テクノロジーの進歩がニーズを満たすシステムに繋がる瞬間を掴むことが、イノベーションを生むということは間違いない。


幸せとは、という答えのない問いに、自分の考えを示している。
 この本を読んで良かったと思うこと、それは「幸せとは?」「愛とは?」「人生の目的とは?」という答えの出ない問いに、著者である吉村慎吾さんご自身の考える「人生の目的」が堂々と書かれており、それは誰もが自分の人生にあてはめられ、かつエネルギーになるものでした。今まで多くの自己啓発書を読んできたが、ここまで「人生の目的」について明確に書かれていると感じたものはありませんでした。


能力を高めてより多くの人を幸せに!
 特に「より多くの人を愛し、愛されることではないか?自分の愛しているものを幸せにして、自分自身も幸せになることでではないか?能力を高めてより多くの人を幸せにして、自分もより多くの幸せを感じることじゃないか?」と読者に迫る部分は、これまで読んできたどの自己啓発書からも得られなかった納得感が得られ、本題の「イノベーションが生まれる組織の法則」を記述した部分よりも魅力的でした。


幸せを追求する人しか、イノベーターになれない!
 きっと、吉村さんご自身が、幸せを追求する人であり、幸せを追求する人しか、イノベーターになれない、と思われたからではないかと、思います。幸せとは、誰かに、社会に貢献することで、自分で自分を認めることができる、そんな人生を送ることなのです。


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ちきりんさんの生き方⁉

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる (文春文庫)
未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる (文春文庫)
文藝春秋
2015-11-10
Kindle本

 私にとって4冊目に当たる、ちきりんさんの著作。読み終わった後、何の苦労もなく、感想・レビューが書けるものと、中々うまくまとまらないものがありますが、この本は後者。きっと様々な提案が込められていて、それが今の、ちきりんさんの生き方に収斂しているからでしょう。


 人の寿命が伸び、必然的に働かなければならない期間が長くなる人が多くなるわけですが、社会は激しく移り変わり、個人の体力、心も変化するわけですから、いままでの働き方が、ずっと通じないわけで、現実をしっかり見つめて冷静に対処しなければならないということです。

 多くの人がこれからの働き方について不安を感じ、悩み、なんらかの新しい方法や考え方を見つけようと模索し始めている。必要なのは組織と個人の関係性や家族の在り方も含めた根源的で本質的な問題について一人ひとりがしっかりと考えることなのです。


 組織を離れても稼げる力や、年齢を重ねても新しいものに挑戦できる好奇心や前向きな姿勢、見知らぬ人とも良好な関係を築ける人付き合いの能力などが、人生の豊かさを決めていくのです。

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ゆとりも成功も手に入れよう!

自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
ダイヤモンド社
2016-11-25
Kindle本

 この本は、『自分のアタマで考えよう』『マーケット感覚を身につけよう』に続くシリーズの3作目です。


 今月末に定年を迎える私は『日本流イノベーション』『未来の年表』『クラウドからAIへ』など、自分を取り巻く環境はどのように変わるのか?その変化に対応するためにはどのような選択肢があるのか?という問いに対するヒントが与えてくれそうな本を中心に読んでいるのですが、この『自分の時間を取り戻そう』は、その目的に最も適合した本でした。


 自分の仕事の生産性を極限まで上げること〔投入した希少資源(主に時間に対し、得られた成果の比率を上げること〕によって、残りの人生を「有意義だった」と思えるものに仕上げたいと思います。


 最初は、ちょっとキツイ!と思った、ちきりんさんの言葉が、最後は、読者の、そして社会の未来に向けた優しいまなざしから発信されたものなのだと感じるようになりました。


 《生産性を高めるために“すべてをやろうとしない”ことです。~“全部をやる必要がある”と考えている人の多くは、やれば終わることからやり始め、付加価値の低い作業で仕事時間を埋め尽くしてしまいます。》なるほど…頼まれたことは、すべてやらなければならないかもしれませんが、ちきりんさんが挙げている年賀状とか、名刺の整理とか、他の生産性を高めた方法で置き換えることができることは、やめても良いわけですね。何を止めようかな?仕事・・?


 ゼロから8割の出来までは2割くらいの時間で到達できる、自分にとって大して重要ではない分野なら、8割時点に達したところで止めるというのが、ひとつの合理的な判断です、でも、何ごとも基礎が大事だから、専門家に教わって8割までマスターすると、新しい世界が見えるかもしれませんね(^O^)


 私は今『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』を読んで、AIに取って代わられる恐れのある仕事を把握しようとしているところです。

 時間という見えないが有限な資源をどこに投入すべきか、そして資源を投入した結果何を得たいのか…

 私たちは、お金を節約するくせに、時間となると大盤振る舞いしてしまいがち…しかもそれで得ようとするものは、他者が望んでいるものだったりするのではないでしょうか(・・?


 どんなキツイスケジュール依頼された仕事であっても(一応、文句は言いますが)断れない私…「自分のペースで仕事を選んでいても、仕事の依頼が途切れない」私も、そんな人になりたいと思いました。


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自分には、どんな価値があるのか

マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
ダイヤモンド社

 隣人との物々交換の時代から、ネットワークで繋がった他者と情報を交換する時代になったことによって、企業の場合は、できることを期待している人に届けるために、個人の場合は、自分がやりたいこと、できることを求めている人を見つけるために、従来のマーケティングではなく、ちきりんさんが定義するところの「マーケット感覚」を身につける必要がある。


 マーケット(市場)が求めているものを無理やり捻出するのではなく、自社、自分が生み出せるもの、既に持っているものを、先ず求めている他社、他者を発見し、次に届ける仕組みを作るために。


 《どんな分野であれ10年も働いたら、「自分には売れるモノなど何もない」なんてことはありません。》という言葉に勇気づけられます。これからは、《身につけたスキルが「誰にとってどんな価値があるのか、見極める能力」》を身に付けられるようにしたいと思いました。


 出版順ではありませんが『自分の時間を取り戻そう』『自分のアタマで考えよう』『マーケット感覚を身につけよう』と進んで、『未来の働き方を考えよう』を読んでいるところですが、一番影響を受けたのは、あらゆることに影響力のある評価軸が、権威から市場に変わった!という話です。


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