Web Meeting そして誰もいなくなった
リアルの会議とは違って、Web Meetingの終わりは、何故か寂しい。
リアルの会議だったら、みんな会議室からはいなくなるが、会社から
いなくなるわけではないので、廊下で会議の内容を振り返ったり、
雑談をしたりしながら、自分のチームのブースに帰っていくだけだ。
でも、Web Meetingの場合は、そもそも相手は、画面の向こうにいないのだ。
時間がきて話もまとまって、ちょっと雑談した後「じゃあ終わります」という
挨拶の後、一人ずつ画面から消えて行く。タグの「×」を最後になる誰かより
早く押せば良いのだが、うっかり最後まで残ってしまうと、それまで小さく
表示されていた「自分の(まぬけな)顔」が画面の中央に大きく表示される。
すぐ隣でカミサンがテレビ見ていたとしても、この瞬間がとても寂しいのだ。
緊急時代宣言が解除され、営業時間を延長した飲み屋に集まる。
キャバクラやホストクラブに繰り出す。路上で缶ビールを飲む人もいる。
みんな、きっと寂しいんだろうな。誰かに、話を聞いてもらいたい。
ありのままの自分を肯定して欲しい。自分が興味を持っていることを
話したい。
でも、我慢できる人は、我慢して欲しい。淋しいかもしれないけど
あたなただけじゃない。そして、あなたは決して一人じゃない。