コロナの時代 ウイルスは、高温多湿に弱いの?
6月11日(木)九州北部・関東甲信・北陸・東北南部の梅雨入りが発表されました。
九州北部や関東甲信では平年より遅く、北陸や東北南部では平年より早い梅雨入りとのこと。
北半球は、これから夏を迎える。夏になれば、当然のことながら紫外線が強くなり、気温と湿度が高くなる。一方、南半球では、これから冬を迎え、より寒冷な環境を好む部類だと言える新型のコロナウイルスが猛威を振るうことが懸念されている。
新型コロナウイルスは紫外線や熱、湿度によって消滅するのだろうか? どうやら、高温多湿の環境では、インフルエンザウイルスなどと同じように、ウイルスが機能するのが少し難しくなり、機能する期間が短くなるらしい。
私たちの肌が、紫外線によってダメージを受けるように、新型コロナウイルスの遺伝情報であるRNAを取り囲んで保護しているタンパク質が破壊される可能性がある。また、球体表面は脂質の被膜に包まれており、石鹸がウイルス破壊に有効となる。
何としても、新型コロナウイルスが壊れるまでの時間が短い梅雨から夏の期間に、感染の拡大を抑えこみたいものだ。
- 新型コロナウイルス:脅威を制する正しい知識
- 東京化学同人
- 本