日本とWHO
日本が、WHOに加盟したのは、1951年5月とのことなので、私が生まれるより前のことです。WHOは、国連の専門機関で、その目的は「全ての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」とのことです。
新型コロナウイルスの猛威に晒されている世界。私たちが様々なウイルスや細菌などによる感染症から健康を守るためには、公衆衛生(地域社会、国など、社会一般の人々の健康を保持・増進させるため、公私の機関によって行われる組織的な衛生活動)が重要であることが再認識されました。
日本でも、マスクや消毒液、医療機関で必要な防護服などが不足していることが問題になりました(私は、先日、都内に住む長女から「泡ソープが無い」との連絡を受けました)。でも、手を洗う水がないとか、石鹸がないとか、うがい薬がないという事態ではありませんでした。
しかし、世界保健機関(WHO)が奨励する手洗いや人との距離を取るといったアドバイスに従うこと自体が難しい人々が、世界には何百万人もいるそうです。新型コロナウイルスの全世界的な収束が見込めないと、渡航制限を解除することは難しいと思いますが、欧州をはじめとする先進国も自国のことで精一杯な状況なので、本当に危険にさらされている人たちに手を差し伸べる余裕はなさそうです。