ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

作家の猫(外伝)突然ですが、クロちゃんの思い出……。

 以前、我が家にも黒猫がいました。2012年7月の末頃、まだ、小さな子ネコで、ようやく自分で餌を食べられるようになったころ、我が家の軒先で雨宿りしているところを、家内が見るに見かねて家の中に入れてしまい、そのまま我が家の猫になってしまいました。キッチンスケールで体重を測ったところ、350gしかないのに、歯が生え揃っていたので、生後5週間ぐらいだったのかも?

 家には、先住猫がいたので、里親を探すことにしました。だから、名前をつけずにいたのですが、だれからともなく、自然にクロちゃんとか呼ぶようになってしまいました。拾われた週末、動物病院につれていったら、クロちゃんには異常が認められず、一緒に連れていった先住猫の方に重篤な異常が認められてしまいました。その日から、先住猫に甘えたいクロと、クロが鬱陶しい先住猫との生活が始まったのです。


 クロちゃんは、家内に拾われる数日前に現れ、庭で鳴いていたようでした。最初のフンは、緑色だったので、飢えに耐えられず草を食べていたのかもしれません。生え揃った歯で子猫用の哺乳びんの乳首を食いちぎり、ウェットフードを食べてお腹をこわしました。
そんなクロちゃんも、やがて2.3kgに成長し、しっかり猫らしくなり、先住猫がいなくなってポッカリ空いた穴を小さな体で奔放に走りまわり埋めてくれようとしていました。


 しかし、我が家にやって来てから凡そ2年半後に当たる2015年の2月、クロちゃんは、突然死んでしまいました。家内によると、クロちゃんは、あまりにも突然に、まるで心筋梗塞のように、倒れたそうです。先生も原因がわからないとのことでした。クロちゃんを可愛がっていた次女は、大学受験の前日で、気持ちを切り替えるのが大変だったようでした。


 すっかり猫好きになってしまった我が家の住人たちは、野良猫を見ると、ついつい招き入れたいという気持ちになってしまうのですが、生き物と飼うということは、とても責任の重いことでもありますし、生きているということは、どのような形になるかわかりませんが、必ず別れが訪れるということでもあります。ある意味、それを運命として受け入れる覚悟が必要だということでもあります。


 しかし、猫を受け入れるということは、すばらしいことです。彼らが懸命に生きている姿からは、とても大きな勇気をもらうことができます。また、その可愛らしい姿や甘えてくるしぐさには、何よりも家族の絆が強める力があります。もし、あなたの身の回りに、野良猫がいたら、勇気を出して招き入れてください。もちろん、猫を飼うための基礎知識を学んでから……。最後に、クロちゃん、短い期間だったけど、幸せをありがとう。

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