のんびり暮らすために、忙しく働いている…。
正確には覚えていないが、どこか南の島での話だったかな?
都会の人が、現地の人に「なぜ働かないのか」と問う。
現地の人は「なぜ、働かなければならないのか」と問う。
都会の人は「いずれのんびり暮らすためさ」と応える。
現地の人は「もうのんびり暮らしている」と応えた。という話……。
私たちは、何のために働いているのだろう。
もしかしたら、あまり考えたことがないのかもしれない。
たまたま入った会社で、促されるままに働いている。
中には、組織の中で出世しようと頑張っている人もいるかもしれない。
親から引き継いだ事業を続けている人もいるかもしれない。
引き継いだ伝統を厳格にまもろうとしている人もいるだろうし、
引き継いだ資産を他の事業に投資しようとしている人もいるだろう。
中には、事業が傾いてしまって、事業と雇用を守るために、
私財を抵当に入れてまで頑張っている経営者もいるだろう。
私たちが抱えている義務「責任」は、何ですか?
その義務に対する見返り「権利」は何ですか?
取らなくてもいい責任、放棄してもいい責任をまもるために、
命を粗末にしないでください。あなたが守ろうとしている
アイデンティティよりも、きっとあなたの命の方が重いから……・