ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

得られないことよりも、失うことのほうが怖い。

 "10万円" 特別定額給付金の「申請書」が届いた。自治体の中には、職員に、
 この"10万円"を寄付して欲しいと呼びかけているところがあるらしい。
 人間の心理を考えると、それはちょっと辛いのではないだろうか?


 そもそも"10万円" の特別定額給付金は無かった。それが、何の弾みか、
 給付対象者は、基準日(令和2年4月27日)において、住民基本台帳に
 記録されている者ということで、対象者なら誰でももらえるようになった。
 1歳になる直前だった、私の孫ももらえるのだ。


 当初は、新型コロナウイルス等の影響により収入が大きく減少した世帯に
 対して一世帯あたり30万円の現金を給付する、という話だった。
 当然のことながら、収入が大きく減少する可能性が低い自治体の職員は、
 もらえない。しかし、当事者も、当事者ではない人も、この段階では。
 疑問を感じる人はいないわけだ。


 しかし、一旦もらえることになった特別定額給付金を、本人の意思に
 ゆだねるにしても、寄付することを促されたとしたら、もちろん!と
 気持ちよく差し出す人もいるだろうが、私だったら、欲しいという
 気持ちと、他の人はどうするだろうとか、利他的な人ならどうするだろうとか、
 思い悩むに違いない。


 自治体の職員の方にも、いろんな事情があるだろう、先祖代々受け継がれた
 資産があって、何も困っていない人もいるだろうし、決して蕩尽しているわけ
 ではなくても、何らかの事情があって、お金がいくらあっても足らない方も
 いるだろう。自治体の長には、想像力が必要だと思うのは、私だけ?

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