「暮らす!」技術
- 「暮らす!」技術 (宝島社新書)
- 宝島社
- 本
・体裁は『「捨てる!」技術』の続編になっているが、筆者の思いとしては、前著は序章でありこの本が本編なのである。
「合理的に忙しく暮らすより、ノンビリ暮らす時間が、本来の時間を取り戻せる。」そう言われてみると、営利目的に仕事をしている時間より、仲間が喜ぶ顔を見たくて過ごしている時間の方が何倍も心地よい感じがします。何も予定が無いなんて幸せなのだと思います。
(2010/10/30読了)
「あとがき」より・・・この本の内容は、長いあいだ筆者が考え続けてきたことだ。体裁は『「捨てる!」技術』の続編になっているが、筆者の思いとしては、前著は序章でありこの本が本編なのである。・・・
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このコメントにもあるように、タイトルは、上手く「暮らす!」ためのノウハウが詰まっているような感じですが、実は、この本には、幸せに「生きる!」ための哲学が詰まっているのです。紹介されている様々な技術を駆使することは、目的ではなく、より幸せに「生きる!」ための手段に過ぎないのです。
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「人は、何のために生きているのだろう?」 という問いがありますが、実は、生きていることそのものが目的なのではないでしょうか?生きていることによって得られる意識。その意識で、何を感じるか、どう行動するかこそ、生きている意味であり、それを「暮らし」と呼ぶのではないでしょうか?