ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

生きていくことの意味 トランスパーソナル心理学

生きていくことの意味―トランスパーソナル心理学・9つのヒント (PHP新書)
生きていくことの意味―トランスパーソナル心理学・9つのヒント (PHP新書)
PHP研究所

 人間関係のもつれやトラブルを引き起こしているのは、私たちが「困った人」と思っているその相手本人というより、「私たちが認めたくない、私達の一部」であることが多い。つまり人間関係の問題は、私たちの心の「影」となっている「もう一人の自分」の仕業であるのだ。


「困った人」との出会いは、私たちに、私たち自身の影の部分「もう一人の私」に気づくよう、促し、「困った人」の存在も、そこから何か大切なことを学んでいける「気づきのチャンス」「学びの機会」に転じていくことができる。


 人生の幸・不幸を決めるもの。それは、人生で起きるさまざまな出来事をその人がどう受け止めるか、その出来事から何を学びどんな気づきやメッセージを得ていくか、それ次第である。そして実際、”この人生で起こることは、どんなことにも、意味がある”。私たちに何か、大切なことを教えてくれている。


 私たちは、悩みや問題に苦しめられている”犠牲者”の立場から抜け出し、“悩みや問題の側”に立って今の自分を見つめることができるなら、そしてその悩みや問題の持つ隠れたメッセージに気づくことができるなら、人生はかつてなかったほどイキイキと充実してくることがある。


 自分や自分の幸福について思い煩うのをやめる。そして、“この人生で自分が果たすべき何か”にただひたすら取り組んでいく。そんな生き方をしていれば、自分はこの人生で”なすべき時に、なすべき所で、なすべき事をしている”という”生きる意味の感覚”は満ち溢れてきて、その結果、真の幸福、真の自己実現もおのずと手に入るようになる。120310

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