ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

原稿用紙10枚を書く力

原稿用紙10枚を書く力 (だいわ文庫)
原稿用紙10枚を書く力 (だいわ文庫)
大和書房

《「書く力」をつけることは、考える訓練になる》
 人は「言葉を使って考える」という話を聞いたことがある。海の彼方に浮かぶ白い船を見た時、私たちは頭の中で「海の彼方に白い船が浮かんでいる」と言葉を使って認識するのだ。言葉を習得する前の乳幼児は、船を見ても、その状態を理解したとは言えない。だから、私たちは、言葉を知り、言葉を定義し、文章を構築することで、物事を理解する力を身につけていくのだ。


《クリアな文章というのは、読み手の頭の中にきちんとしたイメージなり、構図を思い浮かばせるものだ》
 したがって、読み手の頭の中に、例えば「海の彼方に浮かぶ白い船」のイメージなり、構図を思い浮かばせることができる文章が良いということだ。読み手の勝手なイメージや構図ではなく、書き手がイメージしてもらいたい構図だ。そこには、海、距離、船の状態を適切に形容する言葉と文章の構造が求められる。


《内容の質はともかく、量をこなした自信が次につながっていく、量をこなせるということが書くエネルギーになっていく、まずは、書くことが苦にならない、苦にならないどころか量を書くことがおもしろくてしかたがない、そういう状態をつくっていくことが、質的に高いものをかけるようになるための最短の方法である》
 読み手に書き手のイメージや構図を伝えられる文章は、量をこなすことで書けるようになる。テクニックを学んだからと言って、書けるようになるわけえはない。原稿用紙10枚を書く力の先にあるものなのだ。

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