仕事の哲学 (ドラッカー名言集)
- 仕事の哲学 (ドラッカー名言集)
- ダイヤモンド社
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人は重要な仕事を成し遂げたとき、達成感をもつ。自らを重要と感じ、誇りをもつことができる。人に信頼され協力を得るには、自らが最高の成果をあげていくしかない。
成功の鍵は責任である。真剣に仕事に取り組み、ふさわしく成長する必要を認識するということである。
仕事を生産的なものにするには、アウトプットを中心に考えなければならない。技能、情報、知識は道具に過ぎない。
習得すること、他から得ることができず、もともともっていなければならない、どうしても身につけていなければならない資質がある。才能ではなく真摯さである。
この「習得すること、他から得ることができず、もともともっていなければならない、どうしても身につけていなければならない資質が、才能ではなく真摯さである。」という言葉が重い。
自分の仕事がどうしても上手く行かないと悩んでいる人がいたら、自分がこの真摯さをもっているか、身につけているかを自問自答してみるとよいだろう。
今ほど、かつてないほど、真摯さが問われる時代は無いだろう。誰もが、身につけたもので、自分の品性を証明することができなくなった時、いままで培ってきた信頼が評価されるのである。裸一貫の人に大切なモノやコトを託すとき、より信頼できる人の方を選ぶのは自明である。苦しい時だからこそ、目先の利益に目を晦まされることがないように、じっと耐えて、自分の真摯さで勝負するのだ。