ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

アイデアのちから(その2)

アイデアのちから
「記憶に粘る(焼きつく)アイデアと消えて行くアイデアの違い、効果的の原則は、1単純明快である。2意外性がある。3具体的である。4信頼性がある。5感情に訴える。6物語性がある。の六つ……とのことでした。


 新型コロナウイルスが猛威を振るう中、現在の状況を客観的に考えると、私たちが慣れ親しんだ日常が返って来るまで、じっとしていては、持ちこたえられません。私たちは、これまで繰り返してきた平穏な日常に別れを告げ、新たな日常を一日も早く作り上げなければならなくなってしまいました。


 いわゆる「三密(さんみつ)」と名指しされてしまった業態は、壊滅的な打撃を受けてしまうでしょう。いままでのシステムを維持したままでは、立直ることはできないでしょう。 新型コロナウイルスの影響は、私たちの社会が現実に依存したものから、仮想的なものに依存したものへ変容することを良くも悪くも急加速させてしまったのです。


 新型コロナウイルスが現れる前から、百貨店などは、ネット通販に押されて業績が低迷していました。モノは、製造元から販売店を経由してユーザー届くというルートから、製造元からECサイトの倉庫を経由してユーザーに届くというルートに変わりました。


 コト消費は、安泰だと思われていたのかもしれませんが、若者が熱狂するコンサート、女性を魅了していた演劇、ハッピーリタイヤ時のご褒美だと思われていた豪華客船のツアーなども、特に抵抗力が弱くなったシニアにとっては、リスクの高い娯楽になってしまいました。


 コト消費も、これからは、仮想的なものをいかにリアルに楽しむかということを追求するバーチャルリアリティが加速するでしょう。そして、成功するか否かは、それをマネタイズするシステムをいかにうまく構築できるかということににかかってくるでしょう。


 テーマパークを運営する会社は、どうやってゲストの安全を確保するかということに頭を悩ませていることだろうと思います。入場制限をかけなければならないとすると、完全予約制などが進み、限られた人のためのものになってしまうかもしれません。海外旅行も、格安であることよりも、いかに安全が確保されているかという証明が重要になり、より限られた人しか楽しめない娯楽になるでしょう。


 今こそ、新しい社会に繋がるアイデアと消えて行くアイデアの違いを見極め、上手く移行していかなければならないのだと思います。

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