ぼくたちに、もうモノは必要ない(その2)
・人の目線を恐れなくなる
モノをたくさん持たなくなる代わりに、持つものは、
良いモノを持とう。良いものとは高価なものという意味ではない。
地味で、目立たないけど、汎用性の高い、フォーマルでエレガントな
モノを持とう。フォーマルでエレガントとは、自分に合っている
ということだ。良いものは、自分に自信を与えてくれる。
・行動的になれる
自由な時間が出来、自信がつき、ゆとりができる。お金を稼ぐために
使っていた時間は、行動するための時間になる。持っているモノを
使うために使っていた時間も行動するための時間になる。モノを
守ったり、管理するために使っていた時間も、行動するための時間になる。
モノは、何よりも時間を消費する切っ掛けになるのだ。
・集中力が高まる。自己に徹する
覚えていなければならないことが少なくなると、心配事も少なくなる。
心配事が少なくなると、集中力が高まる。人の目線を恐れなくなると、
集中力が高まる。集中力が高まると、自己の人生を生きることが
容易になる。生きているということは、他人になろうとすることではなく、
自分自身になろうとすることだ。自分を探すという意味ではない。
・節約だってできる。エコにもなる
人の欲望を生きるために必要なモノが要らなくなれば、
当然のことながら節約になる。人の欲望を生きるために必要なモノは、
自分が欲しいものではないので、直ぐに飽きてしまい、十分に
活用しないうちに要らなくなる。それは、モノにとっても
不幸なことだ。エコロジーにも反すると思う。