ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

「やめる」習慣


著者 : 古川武士
日本実業出版社
発売日 : 2013-12-21

《よい習慣を1つずつ増やすと、自分をコントロールする「こころの筋力」がどんどん強くなります。片づけ、早起き、運動の3つを身につければ、非常にパワフルな自制心が鍛えられ、揺るぎない自信、強いパワーが生まれます。》


・「やめること習慣」を達成する土台として、目先の欲望・誘惑に負けず、自分の感情をコントロールしていく「こころの体力」が必要です。

「こころの筋力」は自制心、つまり欲望をコントロールできる根本的な力のことです。筋力をつけるには、よい習慣、日課をきちんと増やしていくことが重要です。よい習慣を一つずつ増やしていくと、自分をコントロールする「こころの筋力」がどんどん強くなります。

 その中でもお勧めの習慣は「片づけ」「早起き」「運動」の習慣です。この3つを身につければ、非常にパワフルな自制心が鍛えられます。こころの筋力は鍛えれば強くなり、サボると衰える。こころの筋力が強くなると揺るぎない自信、強いパワーが生まれます。

 私が止めたい「先延ばし」の対策は、先ず、仕事をチャンクダウン(小さく分解)すること。チャンクダウンとは、やるべきことを小さく分解し、はっきり具体化すること。大きなチャンクは、小さく分解し明確にすることで、苦痛度が減り、取りかかりやすくなります。

 次に、ベビーステップ(小さく始める)ことで不安を取り除くことが有効です。相手が求めていないプロセスの完璧さにこだわらず、何が結果に大きな影響を与えるかを整理して、時間対効果を考え、小さな労力で大きな成果を出し続けることに繋げるのです。

 また、「何のために」という理由が強力であれば、目先の誘惑を乗り切りやすくなります。意思の強さではなく「危機感、快感、期待感」を切り口にした「骨太の理由」をどうつくるかが「やめる習慣メソッド」を実践していく上で重要です。
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