ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

ユングの心理学


・『フロイト―その思想と生涯』『カントの人間学』に続き、人となりを知ることができる本を読みました。並行して読んでいた榎本博明さんの『中高年がキレる理由』にも、秋山さと子さんの言葉が引用されていました。

 ユングは人間の態度を外向型、内向型に類別し、心理的機能を合理的なものと非合理的なものという対概念で考え、さらに合理的な心のはたらきとして思考と感情を対として考え、非合理的な心のはたらきを直感と感覚とに分けた。

 外交思考型の人は、事実に即して答えを出す人であり、外交的感情の発達内向思考型の人は、自分の中に沈潜して論理的な考えをもて遊ぶ。

 私は、事実に即して答えを出そうと努力しているものの、その実は、現実のものごとに対する興味はなく、独自の情景を心の中に描き、自分の感覚と遊ぶことに巧みなタイプだと考えられる。

 成長するということは、自分自身を客観的に見る視点を持つことで、置かれている環境の中で、長所を伸ばして活用するとともに、短所を補うことができるようになる、ということだと思うのですが、ユングの類別を使うと掴みやすくなると考えます。

 フロイトにしても、カントにしても、ユングにしても、ちょっと変わった人だったみたいですね。そのような人たちが、こうして時代を越えて語り継がれる存在になった経緯が不思議ですが、脳から分泌される化学物質の分析などがない時代に、観察から概念を作り上げた実績は凄いと思います。
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