ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

知の逆転


 あとがきの始めには、こう書かれています。《このインタビューは「この人たちに会うまでは……」という、ある情熱から生まれました。》

 この本を読み進めるうちにインタビュイー1人ひとりの言葉の重さ以上に、知の巨人を前に、堂々とインタビューし、彼らの知識や考え方を引き出し、それを分かりやすい日本語に翻訳することで、読者を鋭く刺激する本に仕立て上げたこの人は何者?と、インタビュアーであり、それをまとめ上げた吉成真由美さんに関心が向かいました。もちろん、ここで語られていることは、私の思考体系の修正を強いるものでしたが……

 文明が不均衡な発展を遂げた理由を解明したジャレド・ダイヤモンド氏は「紛争の解決策は、世界中の生活水準の均等化ということにならざるをえません。」という、生活水準を下げる側にあるアメリカ、ヨーロッパ、日本の抵抗が激しいのは言うまでもありません。

「普遍文法」理論によって現代言語学に革命をもたらしたノーム・チョムスキー氏は「アメリカは資本主義の国ということになっていますが、コンピューターやインターネット、飛行機、薬など人々が使うほとんど全てのものは、政府のプロジェクトとして開発されたものなのです。」と言います。文明の発展には、先見性とリーダーシップが必要だということ…

 神経学・精神医学の教授であるオリバー・サックス氏は、没頭している「平和な時間」こそ科学や芸術の基盤になる。私自身も、没頭しているとき、神経症やうつ病が消えて、平和な時間を過ごすことができます。と言っています……私たちは、何かに急かされるように生きていると、幸せから遠ざかっていく…
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