禅僧が教える 心がラクになる生き方
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南 直哉さんの著書には『老師と少年』で出会いました。
寓話のように優しい言葉で綴られている本でしたが、
物語が表そうとしている境地には、簡単に到達することができません。
そこは、心が苦しい状態を心身の力で乗り越えてきた人だからこそ
描ける世界だからです。
私たちの心の苦しみは、自分を愛したい、でも愛せない、自分を守りたい、
でも守れない、という葛藤から生まれているのだと思います。
誰よりも大切なはずの自分を自分自身で愛し、守ることは、
思いのほか難しい、だとしたら、自分の次に大切な人を、
愛して守ればよいのかもしれません。