ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

5月の読書メーター

読んだ本の数:4 読んだページ数:917 ナイス数:521


マイ仏教 (新潮新書)マイ仏教 (新潮新書)感想
みうらじゅんさんは、仰います。>家庭でも恋愛でも、人間関係が上手くいっていないときというのは、得てして相手の機嫌をとることを怠っているときです。相手の機嫌をちゃんととって「ご機嫌」になってもらえば、回り回ってこちらの「機嫌」も良くなります…と。私たちは、ついつい自我を守ろうとして不機嫌になってしまいがちです。その様子は、誰から見ても好ましいいものではありませんから、相手の機嫌すら損ねてしまいます。仏教の覚りに習って、脆弱な自我を捨てることが出来たとき、守るものが無くなって上機嫌になれるのかもしれませんね。
読了日:05月18日 著者:みうらじゅん


生きる勉強 (サンガ新書)生きる勉強 (サンガ新書)感想
私は、仏教の覚りを頭で理解することが難しいと感じているのですが、この本では、精神科医の香山リカ先生が、スリランカ上座仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老に、気の効いた?質問を投げかけることで、西洋医学と仏教とのアプローチの違いを明確にしつつ、仏教という哲学の真髄を引き出すことに成功し、期せずして、読者が仏教への理解を深める手助けになる内容になっていると思いました。その一つは、人間が築き上げた価値観に捕らわれず、事実はもちろん自我すらも客観的に観察することで、欲から解放されることを目指すということなのです。
読了日:05月18日 著者:アルボムッレ・スマナサーラ,香山 リカ


般若心経入門―生きる智慧を学ぶ (日経ビジネス人文庫)般若心経入門―生きる智慧を学ぶ (日経ビジネス人文庫)感想
しばらく積読にしていたことを後悔してしまうほど、私にとっては良書でした。私がどうしても理解できない「空」という概念を、「人間のものさし」と「仏さまのものさし」という比喩を用いて易しく解説してくださっています。私たち、特に日本人は「人間のものさし」で自分の幸せを測ろうとして、自分だけの幸せを追求しようとしていますが、それでは決して幸せになれないことがよくわかります。「仏さまのものさしで」測れるようになろうと、よい習慣を身につけることが幸せになるための修行です。
読了日:05月16日 著者:ひろ さちや


「我」を張らない人づきあい (仏教対人心理学読本)「我」を張らない人づきあい (仏教対人心理学読本)感想
>おそらく現代人が一番欲しているものは「自分が他人から求められる、存在価値のある人間でありたい」というものです……。私は、仰る通りです。と応えてしまいますが、皆さんは、いかがですか(・・? そして、そうあるために、何かある度に、相手に求められるあり方を想像し、そのように振舞ってしまいます。しかし、その結果は、自分が望んだ結果も、相手の望んだ結果も満足することができなかった、ということになりかねません。そうならないためには、先ず自分を滅して、善いあり方を想像し、それに依って行動することが大切なのかも…?
読了日:05月01日 著者:小池龍之介

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