「般若心経」を読む
仏教を学んでいると、やっぱり、ゴータマ・ブッダの教えに行き着いてしまう。
紀野一義先生は、冒頭の「般若心経賛歌ーまえがきにかえて」の中で「この本の第一章に私はかなりのスペースを割いて翻訳者 玄奘(げんじょう/西遊記のモデルである唐の玄奘三蔵/629年にインドに赴き、645年に長安に帰ってきた)の一生について語った」と書いていらっしゃいますが、私は、この本で初めて玄奘の功績というか、過酷な状況を乗り越えて任務を果たした生涯に触れ、紀野先生が、それを知った時に(おそらく)そうだったように、感動するとともに、玄奘という人物に、生き方の指針を発見し、強く尊敬の念を抱きました。
仏教を学んでいると、やっぱり、ゴータマ・ブッダの教えに行き着いてしまうわけですが、そういう意味でも、ブッダや舎利子に語りかけるような内容になっている般若心経は、しっかり押さえておきたいと思います。
般若心経を、もう少し多角的に知りたいと思ったので、ひろさちやさんの『般若心経入門』を手に入れました。読み比べてみます。