ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

50代から始める知的生活術

50代から始める知的生活術~「人生二毛作の生き方」~ (だいわ文庫)
50代から始める知的生活術~「人生二毛作の生き方」~ (だいわ文庫)
大和書房

・外山滋比古(とやましげひこ)先生といえば『思考の整理学』ですが、『思考の整理学』を読み終えないうちに、別の本を買ってきて読んでしまいました。


 外山先生は2014年11月3日に、91歳になられたそうですが、この本を読んで、自分も外山先生のように歳を重ねたいと思った読者は、私だけではないでしょう。 いつまでも(定年を迎えて、退職しても)何らかの形で社会に影響を与え続けられるような存在になりたい。そう思うのであれば、好奇心を失わず、常に自分を成長させる環境に身を置かなければならないのではないでしょうか?そして、そのような状況を楽しめるような心が必要なのだと思います。


 先生によると、江戸時代の儒学者、佐藤一斎が「老いて学べば、即ち死して朽ちず」という言葉を残しているそうです。先生は、様々な習い事を転々とした自分を悔いているわけではなく、下手は下手なりに、朽ちはしない様々な経験をしたと思っていらっしゃるそうです。
 私たち読者も、先生に倣い、様々な習い事に手を出し、気まぐれに体験を重ねようではありませんか。もちろん、一つひとつには、全力投球することを忘れずに…


 私は、長い間、人から評価され愛されるために頑張ってきたような気がします。しかし、外山滋比古先生のこの本を読むんで、人に評価されたり愛されたりすることよりも、むしろ、自分自身を評価し愛することが大切で、自分が欲求不満になるときは、人の評価を気にし過ぎて、自分自身を愛することを忘れているからかもしれないと思いました。先生は、この本で、そんなこと言っていないんですけど、不思議ですね。

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