ブッダに学び、解脱を目指す。

「ディフェンスラインを上げろ!」というタイトルから、「ブッダに学び、解脱を目指す。」というタイトルに変更しました。私の関心が、仕事から人生へと変わったからです。とは言っても、このブログのテーマは、仏教ではありません。自分が幸せになるために、他の人たちにも幸せになっていただくために、釈尊に始まる仏教の智慧、哲学のアプローチ、心理学の知識を学び、活用していきたいと思います。

シンプルを極める

シンプルを極める
シンプルを極める
幻冬舎

 同じ、ドミニック・ローホーさんの著書である『シンプルに生きる』と同時に手に入れたはず?の『シンプルを極める』でしたが、続けて読み始めた時は、何故か気分が乗らず、長らく積読になっていました。


 先日、ひょんなことから再び読み始めると「あれ?これって仏教の本だっけ?」と、戸惑うような話でしたので、改めて著者であるドミニック・ローホーさんの経歴を確認したところ、愛知尼僧堂と呼ばれる禅寺に6週間籠り、曹洞宗を学んだことがあるとのこと…そうです、この本は、元々、フランスに仏教や禅の思想を紹介するためのもので、それが和訳・逆輸入されたと言っても良い内容だったのです。


 仏教や禅の教えは、どの宗派を集中して学ぶというよりも、自分に合っている考え方を、実践を通して体感していくことが大切だと思います。何故かというと、教えは伝える人によって、微妙に解釈が異なり、読者は、モノやコトに対する執着(煩悩)を捨て、『無』の境地に近付くことと、質の良いものを持ち自尊心を保つこととの間に、折り合いをつける必要があるからです。


 「人は、満足が得られない時、自分が手にしているモノや経験が足らないからではないかと考えがちですが、モノやコトは、得れば得るほど更に欲しくなり、欲望はきりがなくなります。だとしたら、むしろ必要最小限のもので、過ごした方が良いのではないか?というのがミニマリズムの考え方。」この本では、その考え方を仏教や禅の教えを後ろ盾に推薦しています。

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