ゆとりも成功も手に入れよう!
- 自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
- ダイヤモンド社
- 2016-11-25
- Kindle本
この本は、『自分のアタマで考えよう』『マーケット感覚を身につけよう』に続くシリーズの3作目です。
今月末に定年を迎える私は『日本流イノベーション』『未来の年表』『クラウドからAIへ』など、自分を取り巻く環境はどのように変わるのか?その変化に対応するためにはどのような選択肢があるのか?という問いに対するヒントが与えてくれそうな本を中心に読んでいるのですが、この『自分の時間を取り戻そう』は、その目的に最も適合した本でした。
自分の仕事の生産性を極限まで上げること〔投入した希少資源(主に時間)に対し、得られた成果の比率を上げること〕によって、残りの人生を「有意義だった」と思えるものに仕上げたいと思います。
最初は、ちょっとキツイ!と思った、ちきりんさんの言葉が、最後は、読者の、そして社会の未来に向けた優しいまなざしから発信されたものなのだと感じるようになりました。
《生産性を高めるために“すべてをやろうとしない”ことです。~“全部をやる必要がある”と考えている人の多くは、やれば終わることからやり始め、付加価値の低い作業で仕事時間を埋め尽くしてしまいます。》なるほど…頼まれたことは、すべてやらなければならないかもしれませんが、ちきりんさんが挙げている年賀状とか、名刺の整理とか、他の生産性を高めた方法で置き換えることができることは、やめても良いわけですね。何を止めようかな?仕事・・?
ゼロから8割の出来までは2割くらいの時間で到達できる、自分にとって大して重要ではない分野なら、8割時点に達したところで止めるというのが、ひとつの合理的な判断です、でも、何ごとも基礎が大事だから、専門家に教わって8割までマスターすると、新しい世界が見えるかもしれませんね(^O^)
私は今『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』を読んで、AIに取って代わられる恐れのある仕事を把握しようとしているところです。
時間という見えないが有限な資源をどこに投入すべきか、そして資源を投入した結果何を得たいのか…
私たちは、お金を節約するくせに、時間となると大盤振る舞いしてしまいがち…しかもそれで得ようとするものは、他者が望んでいるものだったりするのではないでしょうか(・・?
どんなキツイスケジュール依頼された仕事であっても(一応、文句は言いますが)断れない私…「自分のペースで仕事を選んでいても、仕事の依頼が途切れない」私も、そんな人になりたいと思いました。