自分と向き合う心理学
自分と向き合う心理学-意志心理学入門
- 自分と向き合う心理学-意志心理学入門 (ディスカヴァー携書)
- ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 2007-08-18
- 本
田嶋清一
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・性癖を自分が選び取っていると気づくことが、ゆとりを生み、自分のありかたを選び直すことを可能とする。パターン化したありかたから新たなありかたへ向けて「何らかの動き」をつくりだすことができるのです。
従来主流だった「力動的な考え方」では、フラストレーションは「たまったり、爆発したり」するので、何らかの手段で「解消する」必要がある、というものであったのに対し、本書の「非力動的な考え方」では、フラストレーションとは「自分の立てた見通しが外れていること」とし、私たちはありがたを自分で選び取っている。とのこと。
W・ジェームス(アメリカの心理学者)は「私たちには、苦しみ(都合の悪い現実)に向き合うことを避けようとする傾向があるが、この傾向から自由であるためには、苦しみに向き合う意思の力が必要」とのことです。じゃあ具体的にどうすればいいの?と思うわけですが「パターン化したありかたを選び取っていると気づき、身につけるに至った自分を温かく見守ることが、ありかたを選び直すことを可能とする」とのことです。
『自分と向き合う心理学・意志心理学入門』なんてタイトルだと、ついつい買ってしまうのですが、正直に言うと分かりにくかった…