誰も教えてくれない人を動かす文章術
プロローグより・・・文章は何のために書くのか?
本書で設定してる答えは、これです。
文章は人を動かすために書く!
言葉には人の心に働きかけ、動かす力があります。
本文より・・・文章を書くために必要なのは、「文章力」や「国語力」でも、日本語のセンスでもありません。何より必要なのは、「意味」をつかみ取る力です。文章の結論には、発見が必要です。私たちが目指す文章は、凡庸に流れてはなりません。自分の認識や発見をもっともっと込めるべきなのです。・・
タイトルは「誰も教えてくれない人を動かす文章術」なんですけど、やっぱり、文章を書くために必要なのは「1.書きたいこと、2.書かなければならないこと、3.読み手が期待していること」だと思います。文章の魅力は、その3項目がどれだけ魅力的かにかかっているのだと思います。
小論文を書かなければならないからと言って、文章力・国語力を磨くだけでは、魅力的な小論文が書けるようにはならないでしょう。むしろ、さまざまなことに興味を持って、その中から自分のアイデンティティ(自分が何者であるか)を形成しようともがき、その過程で出会った出来ごとの中から、人に伝えたいことが出て来たとき、魅力的な文章が書けるのではないでしょうか?