「一読、十笑、百吸、千字、万歩のすすめ」
昨日(2017/6/15)掛かり付けの耳鼻咽喉科に行ったら、衝立などあちらこちらに、
テレビやラジオでお馴染(らしい)石川恭三先生(杏林大学名誉教授・医師)の
「一読、十笑、百吸、千字、万歩のすすめ」が貼ってありました。
「一読、十笑、百吸、千字、万歩のすすめ」とは、
「心身ともに健康で長生きするための知恵」を簡単にまとめたものです。
一読とは、一日に一度は「新聞の社説」など、少し堅めの文章を読みましょう。
これだけでも結構いい頭の体操になり認知症予防の一助になります。
十笑とは、一日に少なくとも十回は大笑いすることで免疫機能が強化され、
がんの進行が抑制されることが明らかになってきたそうです。
百吸とは、一日に少なくとも百回は深呼吸しましょう、ということ。
深呼吸すると、副交感神経の緊張が高まり、神経の高ぶりが治まり、脈拍は
遅くなり、血圧は下がり、筋肉の緊張が低下し、動脈中の酸素が増加します。
千字とは、一日に千字くらいは文字を書きましょう、ということ。
文章を書くにはいろいろと頭を使わなくてはなりませんし、ときには
辞書を引かなくてはなりません。これは認知症予防に役立ちます。
万歩とは、一日に一万歩は歩きましょう、ということ。足は第二の心臓。
歩くことで下肢にたまっている血液が心臓に戻りやすくします。また、
骨に加重をかけることで骨芽細胞を刺激し、破骨細胞の働きを抑制するので、
骨粗しょう症の予防にもなります。さらにメタボリック症候群の予防と治療、
ストレス解消、認知症の予防に役立ちます。