ディフェンスラインを上げろ! @ 作業興奮だ!

ディフェンスラインを上げろ!というタイトルですが、このブログのテーマは、サッカーではありません。私がディフェンスラインを上げろ!と言っているのは、個人や組織の能力の底上げを意味しています。天才ならともかく、凡人は、特定の能力を高めるよりも、汎用性の高い能力の底上げが大切です。この考え方は、私たち一人ひとりの人生にも、組織の運営にも、必要な意識をもたらすものだと信じています。

エデン


 時々、誰かに薦めたくなるような作品に出会う。この『エデン』も間違いなくその一つだ、この物語りを堪能するためには、前作である『サクリファイス』を読んでおくことが欠かせないが、それだけの価値がある。前作である『サクリファイス』は、私にとって「物語の不自然さ」が気になった。それに対して『エデン』は、非常にリアリティがあり『サクリファイス』を超えた傑作だと思う。

 正に『サクリファイス』というアシストの陰からトップに躍り出てマイヨ・ジョーヌを手に入れてしまったエースのようだった。

 人間の強さと弱さ、醜さと美しさを描きだし、世界の光と闇を感じさせる。前作同様、チカの成長譚とも思える淡々とした展開が、終盤になって急展開!伏線を流し読みした私の予想を超えた事件が起こり、ニコラの心を追込む。そう、この物語りも、チカの一人称で語られるが、本当の主役はニコラなのかもしれない。彼は、才能に恵まれただけの完全無欠のヒーローではなかった、生き残るために、夢をかなえるために、ドニを利用し、狡猾に這い上がって来たのだった。しかし、運命はニコラの良心に試練を与え、ニコラは苛まれ、ドニに告白してしまう。

 私たちの人生も、実は自分自身の力によってもたらされたものではない。両親や兄弟の犠牲の陰から躍り出て得たものに違いない。私達も、チカやニコラほどではないにせよ、夢をかなえるために、自分自身が気が済むように生きるために、誰かを犠牲にして生きている。

 私たちは、誰かを犠牲にして生きている…また、誰かの犠牲になっている…でも、それは、この世に生まれてきた以上、絶対に避けられないことでだ。だからこそ、チカのように犠牲になってくれた人の思いを裏切らないように生きたいし、犠牲になることを自分の自己実現に繋げたいと思った。

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