ホテル・ピーベリー
- ホテル・ピーベリー (双葉文庫)
- 双葉社
- 2014-11-13
- 本
<内容:「BOOK」データベースより>
職を失った木崎は、鬱屈した心を抱えてハワイ島にやってきた。
長期滞在型のホテル・ピーベリーは小さいけれど居心地が良く、
他に四人の日本人旅行者がいた。
様々な気候を併せ持つハワイ島の大自然と、人生の夏休みに
絡め取られた人々の心の闇。巧緻な筆致で真相へと導かれる。
<私の感想・レビュー>
自分の感想を書く前に、皆さんのレビューを読んでしまい
凹みました。この作品にたどり着く人は、かなりのレベルの
「近藤史恵さんのファン」だと思いますけど、皆さん本当に
深く読み込んでいて、読書を楽しんでいるなぁ~と感じました。
作家が読者を育て、読者の視線が作家に次の作品を磨かせる。
そんなアライアンスが、近藤史恵さんと読者との間に構築され、
それぞれの心の中にで、作品が完成する。という理想的な
関係になっていることがわかります。
さあ、それではそろそろ、食わず嫌いで積読になっている
歌舞伎ものの扉を開いて見ようかな♪